≫ リハビリテーション
当院のリハビリテーション科スタッフ(紀南病院、きなん苑)は、理学療法士17名、作業療法士8名、言語聴覚士3名の合計28名で構成されており、地域のニーズに応えるべく乳幼児~高齢者を対象に急性期から維持期まで幅広く対応しています。
平成27年4月より回復期リハビリテーション病棟が当地域で初めて開設となりました。→回復期リハビリテーション病棟のページへ 海、川、山、非常に豊かな自然に恵まれた当地域で急性期から維持期まで継続して今まで以上により良いリハビリテーションサービスが提供できるよう取り組んでおります。
≪施設基準≫
脳血管リハⅠ / 運動器リハⅠ / 呼吸器リハⅠ
* 「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行わせ、および電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう(理学療法士及び作業療法士法より)
当院では運動器疾患(骨折や変形性関節症など)や脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)、内科・外科的入院中に日常生活動作が低下したケースを主な対象として理学療法を行っています。
作業療法室では身体の機能的な障害に対する治療・訓練だけでなく食事、排泄、入浴、更衣、起居動作などのADL(日常生活動作)訓練を積極的に行い、患者様のより良い生活の獲得を目指して訓練を行っています。
またADL訓練だけでなく、IADLとよばれる炊事・洗濯などの家事動作や乗り物に乗るなど生活の障害に対しても訓練を行っています。
言語療法とはことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援します。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応しています。ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題などでこのような機能が損なわれることがあります。
ことばによるコミュニケーションの問題には脳卒中後の失語症、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。
言語聴覚士はこのような問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。